お問い合わせ

コラム[飼料事業編]

肉用鶏のライフサイクル

私たちが食べている鶏肉。その鶏たち(ブロイラー)は、誕生から2ヶ月たたないうちに食肉として出荷されています。その間にも、鶏が健康に育ち肉が美味しくなるように、鶏の成長段階に合わせ、飼料を変えています。

前期 誕生 3週 40~800g この時期は骨格や内蔵などが発達します。まだ消化能力も低いので、ヒナの食べやすい小さめの粒で、消化性のよい高タンパク質飼料を与えます。 後期 約6週 ~2.4kg 生後3週を過ぎると今度は筋肉が発達してきます。エサは高タンパク質・高エネルギーで、くちばしからこぼれずに食べられるペレットやクランブルが使われます。 仕上げ期 無薬期間 約2ヶ月 ~3kg 仕上げ段階には、抗菌剤(鶏の健康維持のために与える薬剤)等が入っていない飼料を与えます。また、この時期のエサに、肉に香り付けするためのハーブを混ぜたり特定の栄養成分を強化したりして、最終的な肉質を調整することもあります。 出荷

飼料のカタチ

「飼料」と一言に言っても、様々なカタチがあるのをご存知でしょうか?家畜の成長段階や動物の特性、そして飼料を与える農家の人たちが使いやすいように、飼料のカタチも変わってくるんです。例えば鶏には、食べやすく固めたクランブル(粒)状の飼料を与えます。くちばしが細長いので、粉っぽいとうまく食べられないのです。豚の場合はマッシュとよばれる粉状のものを与えます。また牛の場合、子牛のほ乳期には、脱脂粉乳を多く含む白い顆粒状のものをお湯に溶かして与えます。成長すると、トウモロコシを平たく潰したコーンフレーク状のものや、円柱状に固めたペレットが混ざった飼料も食べます。このように、多種多様な飼料のカタチがあるんです。

顆粒状の飼料・ペレット・フレーク&ペレット
ページの先頭へ戻る