NOSAN

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社 優花
02

YUKA
YASHIRO

社 優花

2018年入社
水産技術センター 研究開発グループ

INTERVIEW

02

SDGsに貢献する新たな飼料の開発を。
困難な課題に正面から向き合う。

バイオサイエンスから未知の水産の世界へ。「日々わからないことばかり」という状況の中、力強く成長を続けているのが入社5年目の社優花だ。経験の少なさを持ち前の行動力でカバーし、無魚粉・無魚油というハードルの高い飼料開発に挑む。
※取材内容および登場する社員の所属は取材当時のものです。

社 優花
社 優花

ペット好きが高じて飛び込んだ
「動物のえさ」の世界

昔から生き物が好きで、ペットとしてトカゲモドキやヘビなど珍しい動物を飼っていました。NOSANを志望したのも、そんなペットたちの影響。あるときトカゲモドキが突然えさを食べなくなったことがあって。「どうしてえさを食べないんだろう。どうしたら食べるんだろう」と考えたり、試行錯誤したりしているうちに、動物のえさの世界に引かれていったんですよね。数ある飼料メーカーの中でもNOSANを選んだのは、畜産・水産・ペットなど幅広い領域を扱っていたことと面接で感じた社員のみなさんの温かい人柄。最終面接の直前、緊張していたときに人事の方が「少しでも癒やされるように観葉植物を置いてみたんですよ」と声をかけてくださったことは、特に印象に残っていますね。実際に入社しても社内のみなさんは温かい人ばかりだなと感じます。
そして現在は、水産技術センターに配属されて、魚粉や魚油を使用しない新たな飼料の開発に挑んでいます。

社 優花

無魚粉・無魚油の飼料開発。
高いハードルにも諦めずに挑む

魚も地球上の貴重な資源のひとつ。近年はSDGsへの取り組みによって魚を原料とした飼料の生産が見直されるようになりました。そのため魚粉や魚油を使用しない飼料の開発は、飼料業界でもトレンドになっています。
しかし、そのハードルは決して低くありません。無魚粉の飼料を魚に与えてもなかなか餌付かないんです。もともと魚を食べる性質の強い魚種にとって、魚由来の成分が入っていないえさが食べにくいのも無理はありません。また仮に食べたとしても成長が悪かったり、魚の肉質や味が変わってしまうことも。ひとつハードルをクリアしたら、また新しいハードルが立ちはだかる。そんな困難な開発なんです。それでも、諦めずに研究を続けていると意外なところから光明が見えることもあります。たとえば魚由来の栄養をカバーするために、植物由来や昆虫由来のタンパク質を用いたこともひとつの例。さまざまな原料で試行錯誤しながら日々頭を悩ませています。

社 優花
社 優花

足を運び、目で見て、耳で聞く。
それがインスピレーションの源に

学生時代の専門は、バイオサイエンス。水産とは全く異なる分野を歩んできたので、正直わからないことばかりです。日々予想外のことが起こります。それでも研究開発を前に進めなければならない。だからこそ意識しているのは、積極的に周りの人に話を聞いたり、自分の目で見て確かめたりすること。書籍や研究報告書ももちろん調べますが、実際に自分がほしい知見を持っている人に会いに行って話を聞くのが一番早いと思うんです。たとえば研究開発で困ったら水産技術センターの先輩、お客様のニーズを知りたかったら営業の方々。みなさん私にはない知識を持っているのでとても助けになります。
また、コロナ禍が落ち着いている時期は積極的に出張に行って、養殖現場を視察することも。研究開発というと実験室にこもっているイメージがあるかもしれませんが、NOSANは違います。自分で足を運び、目で見て、耳で聞いたことが、新たなインスピレーションの源になる。私はそう信じています。

社 優花

人と関わりながら働く楽しさを
NOSANの環境から学んだ

とにかく「みんなで楽しく働くこと」が私のモットー。一人で黙々と作業するよりは、さまざまな人と関わりながら仕事をしたいんです。その点、NOSANはとても良い環境だなと思います。たとえば、毎月開催される社内会議では、どんな人が、どんなことを考えていて、これから何をしようとしているか共有されるので、貴重な場になっています。また、営業と研究開発の垣根が低いのも、NOSANの特長のひとつ。営業の方が「お客様がこんなことに悩んでいたよ」「お客様がこんなことが良かったと言っていたよ」といったフィードバックをくれるので、研究開発もはかどります。お客様の悩みごとを解決したい想いは、営業も研究開発も一緒。技術的な知見から、ぜひ力になりたいと思うんです。
もともとはコミュニケーションが苦手だった私が、ここまで来られたのはNOSANの温かい社風のおかげ。これからもっと成長して、NOSAN、お客様、そして社会に貢献していきたいと思います。

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